今回は2023年5月18日に発売されたZOWIE初のワイヤレスゲーミングマウス『 BenQ ZOWIE EC3-CW 』について、スペックや使用感などを中心に気になったことを書き綴っていきます。
※BenQ Japan様より本製品をご提供いただき記事を作成しています。
※本記事は提供を受けた商品のレビュー記事です。また、本サイトではアフィリエイト広告を掲載しており、ページ内で紹介した商品を申し込むと収益が発生し一部が当サイトに支払われる場合があります。
↓Youtubeで本製品の開封&レビュー動画をアップしていますので是非ご覧ください
スペック
重量 Weight |
公称 76g 実測 75.5g |
センサー Sensor |
PixArt PAW3370 |
サイズ Size |
L:119mm W:66mm H:41mm |
スイッチ Switch |
Huano製 |
解像度/感度 DPI |
Default 400 / 800 / 1600 / 3200 |
レポートレート Report Rate |
125 / 500 / 1000Hz |
リフトオフディスタンス LOD ※1 |
Low/低 1.2mm Medium/中 1.6mm High/高 2.0mm |
ホイール Wheel |
24ステップ |
ボタン Button |
7つ(底面ボタン2つ) | ケーブル Cable |
約1.8m |
バッテリー持続時間 Battery Life |
70時間 | 接続方法 Connection |
無線(2.4GHz) 有線(USB) |
カラー Color |
Black | 本体価格 Price |
15,800円 ※2 |
※1 実測値
※2 記事作成時のBenQ Japan公式ページの販売価格
サイズ比較
EC1-CW |
EC2-CW | EC3-CW | |
サイズ Size (LWH) |
Lサイズ 130×69×42 |
Mサイズ 123×65×42 |
Sサイズ 119×66×41 |
重量 Weight |
79g | 77g | 76g |
開封/内容物
外箱
デザインはこれまでとほとんど変わりませんが、箱が従来の上下に差込フタが付いたキャラメル箱から、蓋部と身部に分かれる蓋身式の丈夫な箱に変わっています。
内容物
- マウス本体
- 接続/充電用ケーブル(PC側:USB Type-A, マウス側:USB Type-C)
- エンハンストワイヤレスレシーバー
- USBワイヤレスレシーバー
- USBアダプター
- マウスソール
- ユーザーガイド
- 保証情報
- 規制声明書
シェル/形状
シェル
マウス表面はこれまでのZowieマウス(ブラック)と同じく、マットコーティングが施されておりサラっとした感触です。乾燥していると手が滑りやすく、湿っているときはあまり滑らない印象です。
形状
左右非対称の右手に特化したエルゴノミクスデザインです。有線版のECシリーズマウスとほぼ同一形状です。
右下がりで長さ・横幅が小さいわりに高さがあり、サイドのくびれは比較的緩やかです。全体的にクセが少ないので万人向けの形状といえます。
かぶせ持ち
手のひらが浮く感じが少なくほどよくフィットします。手のひらにマウスを固定しやすく全体に指を回しやすいので、しっかりとホールドすることができます。
ただ、平均的な手のサイズ(18cm)の私でほんの少し小さいかな?と感じる部分があるので、手の大きさが平均以上の人はサイズが大きい『EC1-CW』『EC2-CW』の方がフィットしそうです。
ECシリーズで一番小さいサイズですが、サイドに指を置くスペースがしっかり確保されているため、平均的な手のサイズ(18cm)でも薬指・小指に窮屈さを感じません。
つかみ持ち
かぶせ持ち同様、手のひらにマウスを固定しやすく良好なホールド感を得ることができます。サイドのくびれが緩やかでクセが無いので指先でホールドしやすく操作性も十分です。
つまみ持ち
サイズが小さくサイドのクセが少ないので、つまみやすくしっかりグリップできます。また、手の中の可動域がしっかり確保されており指先での操作がしやすいです。
ただ、左右対称形状のZAシリーズやSシリーズの方が、バランス良くつまめてマウスを振りやすい印象です。
ボタン/ホイール/センサー/ソール/ケーブル
メインボタン
明瞭なクリック感でクリックの硬さは普通、ストロークは若干長めで跳ね返りは普通。ボタンの先端から根元にかけてクリック感が均一で、ボタンにカタつきはなく、左右のボタンでクリック感に違いはありません。
有線『EC3-C』と比べるとクリックがわずかに硬くなっている印象です。
サイドボタン
クリックの硬さは普通か少し硬め。しっかりとしたクリック感で押しづらさは感じません。
有線『EC3-C』と比べるとクリックが若干硬くなっている印象です。
その他ボタン/スイッチ
センサーの両サイドにはレポートレート変更ボタンとDPI変更ボタン、センサー右斜め下にはモード切替スイッチが配置されています。
ホイール
ホイールノッチ数は24ステップ(24段階のスクロールホイール)。
ホイールスクロールは軽くノッチは普通、音は少し大きめ。有線『EC3-C』と比べるとホイールスクロールが少し重くなり、ノッチが若干強くなっている印象です。
ホイールクリックはカタカタとした押し心地。硬さは普通で押しやすいです。
センサー
『PixArt PAW3370』センサーを搭載。センサーはほぼ中心に位置しています。使用中にマウスポインタの飛びは特にありませんでした。
(マウスパッドは ZOWIE G-SR-SE Rouge を使用)
ソール
ソールは前部2枚、後部1枚、センサー周り1枚の計4枚。前部のソールが有線『EC3-C』から変更されています。
滑り止めともに良好です。引っ掛かりは特に感じません。
(マウスパッドは ZOWIE G-SR-SE Rouge を使用)
ケーブル
軽く柔らかいパラコードケーブルを搭載しています。パラコードとしてはちょっと太めですが軽く柔軟性があります。有線『EC3-C』のケーブルとは太さ・柔軟性ともに変わらない印象です。
その他
無線接続
無線接続はエンハンストワイヤレスレシーバーまたはUSBワイヤレスレシーバーを使用します。(有線接続はマウスに直接ケーブルを直接挿して接続)
無線接続での遅延等は特に感じませんでした。
充電
充電はエンハンストワイヤレスレシーバーのドックにマウスをセットする方法と、マウスをケーブルに接続する方法の2パターン。
エンハンストワイヤレスレシーバーには充電ドックが搭載されており、充電スタンドとしての役割も果たしてくれます。マウスをドックに置くだけで充電できるのでとても便利です。
マウスの充電状態はホイール手前で光る充電インジケータで確認できます。
ソフトウェア
プラグ&プレイ(ドライバーインストール不要)でマウスを使用することができます。専用ソフトウェアはありません。
LOD(リフトオフディスタンス)設定
マウスをオフにした状態で下記のボタンを押しながらマウスの電源ON/再接続を行うことで、リフトオフディスタンスを調整することができます。
設定 | ボタン | リフトオフディスタンス (実測値) |
低LOD - Low | メインボタン(左) + サイドボタン(後ろ) |
1.2mm |
中LOD - Medium | メインボタン(左) + サイドボタン(前) |
1.6mm |
高LOD - High | メインボタン(左) + メインボタン(右) + サイドボタン(後ろ) |
2.0mm |
Response Time(クリック応答時間)設定
マウスをオフにした状態で下記のボタンを押しながらマウスの電源ON/再接続を行うことで、レスポンスタイムを調整することができます。
クリック応答時間 | ボタン |
高速 | サイドボタン(後ろ) |
標準 | サイドボタン(前) |
DPI設定
底面のボタンで 400/800/1600/3200 に調整可能。
レポートレート設定
底面のボタンで 125 / 500 / 1000Hz に調整可能。
ライティング
充電/DPI/レポートレートのインジケータが光ります。マウスを演出するようなライティングはありません。
まとめ
GOODポイント
- 万人向けのエルゴノミクス形状でかぶせ持ち・つかみ持ちに最適
- メインボタン・サイドボタンのクリック感が良い
- リフトオフディスタンスが調整可能
- エンハンストワイヤレスレシーバーの充電ドックが便利
- サイズバリエーションが3種ある(EC1-CW, EC2-CW, EC3-CW)
BADポイント
- シェル表面が滑りやすい
- 最軽量クラスの無線マウスと比べると重量が重め
- DPIを決まった数値にしか設定できない
- 値段が高め
所感
多くの人が待望していたZOWIEマウスのワイヤレス化。今まで有線のECシリーズを使ってきた人はもちろんのこと、無線エルゴノミクス形状のマウスが欲しい人にとっても良い選択肢ができたと思います。願わくばこの流れでZAシリーズやSシリーズ、FKシリーズなど他のモデルのワイヤレス化や、ホワイトバージョンの展開も期待したいですね!
リンク
BenQ Japan 公式ページ
開封&レビュー動画