今回は『Xtrfy』から発売された左右対称形状のゲーミングマウス『 Xtrfy M42 Wireless 』を購入したので、有線M42と比較しつつ使用感などを書き綴っていきます。
↓Youtubeで本製品の開封&レビュー動画をアップしていますので是非ご覧ください
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INDEX
スペック
重量 Weight |
公称 67g 実測 67.4g |
センサー Sensor |
PixArt PAW3370 |
サイズ Size |
L:118mm W:63mm H:38mm |
スイッチ Switch |
Kailh GM 8.0 |
解像度/感度 CPI |
400~19000 | ポーリングレート Polling Rate |
125 / 500 / 1000Hz |
トラッキング速度 IPS |
400 | 加速度 Acceleration |
50g |
リフトオフディスタンス LOD |
1mm / 2mm | デバウンスタイム Debounce |
2 / 4 / 8 / 12ms |
重量バランス Weight Balance |
調整可能 | 接続方法 Connection |
無線(2.4GHz) 有線(USB) |
表面 Surface |
マット(Matte) | ソール Glides |
PTFE |
ケーブル Cable |
1.8 m Xtrfy EZcord Pro | バッテリー Battery |
500mA 最大75時間 |
カラー Color |
Black White |
本体価格 Price |
14,196円 |
開封/内容物
開封
外箱はおなじみの黒と黄色を基調としたデザインです。箱の裏にはマウスの基本スペックが記載されています。
内容物
- マウス本体
- 付属シェル
- 接続/充電用ケーブル(PC側:USB Type-A, マウス側:USB Type-C)
- 延長アダプター
- USBレシーバー
- キーキャップ
- 交換用ソール
- 説明書
- ステッカー
- プラスドライバ(磁気付き)
シェル/形状
シェル
マウス表面はマットコーティングが施されておりサラっとした感触です。有線M42よりわずかにツルツル感が無くなったような気がしますが大きな違いは感じません。手の湿り具合に関わらず手が滑るので、個人的にはグリップテープが欲しいところです。
サイド全面に穴があいています。穴により多少指が滑りにくくなりますが、指が痛くなりやすいので個人的には穴は無くして欲しいところ。
形状
形状は有線M42と全く同じです。サイズも変わりません。
シェルを付け替えることでマウス後部の形状を変えることができます。下の画像はデフォルトシェルと付属シェルを付けた状態です。付属シェルの方がマウスのおしりが低くなります。
デフォルトシェルの方がふくらみがあり、付属シェルは平らな形状です。
かぶせ持ち
マウスの頂点からメインボタンの先にかけて傾斜が直線的なので、指のフィット感はイマイチ。サイドのスペースが狭いため薬指小指がかなり窮屈で、指の置き方によってはシェルとボタンの間に薬指が挟まります。
デフォルトシェル ⇒ 手のひらのフィット感が良く、手のひらでマウスを固定しやすいです。ただし、おしりが高いためマウス全体に指を回しにくく、手が小さい人はメインボタンへの指の届きにくさを感じるかもしれません。
付属シェル ⇒ 手のひらのフィット感は可もなく不可もなくといった感じ。デフォルトシェルよりマウスのおしりが低くなるため手のひらでマウスを固定しにくいです。
つかみ持ち
かぶせ持ち同様、指の置き方によってはシェルとボタンの間に薬指が挟まります。マウスのおしりの高さに対しメインボタンが低位置なので人によってクリックしにくいと感じるかも。
デフォルトシェル ⇒ かぶせ持ち同様、手のひらでマウスを固定しやすいです。マウスのおしりが高いためマウス全体に指を回しにくく、手が小さい人はメインボタンへの指の届きにくさを感じるかもしれません。
付属シェル ⇒ 手のひらのフィット感は良好です。デフォルトシェルより窮屈さが無くなるので指配置の自由度が高くマウス全体に指を回しやすいです。
つまみ持ち
細身な形状なのでしっかりとしたホールド感はありませんが、そのぶん可動域が大きいため指先での操作がしやすいです。
つまみ持ちはシェルの後部に手のひらが触れない持ち方なので、基本的にはデフォルトシェル・付属シェルで違いはありません。ただ、付属シェルの方がマウスのおしりが低くスッキリしているので、手が小さい人はつまみやすさを感じるかもしれません。
ボタン/ホイール/ケーブル/ソール
メインボタン
クリックは少し硬く跳ね返り強めでストロークが長めです。
有線M42と比べると ⇒ 有線M42のバチバチとした硬いクリック感と比べると柔らかくなっており、クリック感が改善された印象です。個人的にはかなりクリックしやすくなっていると感じました。
無線M4と比べると ⇒ 硬さや跳ね返りはあまり変わりませんが、ストロークが若干短くなっている印象です。
サイドボタン
カチカチと歯切れのよいクリック感ですが、有線M42や無線M4と比べると少し硬めな印象です。比較的メインボタンのクリック感に近いです。ボタン配置はちょうど良く押しやすいです。
その他ボタン/スイッチ
センサー横にはポーリングレート設定ボタン、マウス後部には電源オンオフ兼CPI,RGB,PGDN切替スイッチが配置されています。
ホイール
ノッチ弱めで有線M42や無線M4と比べると少し重い回し心地です。回しにくさは感じません。
センサー
センサーは中心より少し前めに付いています。使用中にマウスポインタの飛びは特にありませんでした。
(マウスパッドはVaxee PA M Summer22を使用)
ソール
ソールは前後に1枚ずつの計2枚。(付属のセンサー周りのソールを含めると計3枚)
滑り出しが軽くしっかり止まる印象です。引っ掛かりは特に感じませんでした。
(マウスパッドはVaxee PA M Summer22を使用)
ガラス製マウスパッドでは滑らかさはそれほどありませんがツルツルとかなり滑ります。他のマウスに比べ止めにくいので個人的にはあまり相性は良くないと感じました。(マウスパッドはSkypad Glass 2.0 XLを使用)
ケーブル
ケーブルはパラコードで無線M4のケーブルと同じです。有線M42のケーブルに比べると少し細くなっており、柔軟性も向上しています。
重量バランス
底面にある2箇所のネジ(下画像1枚目左)を緩めネジの位置を上下に動かす(下画像1枚目右)ことで、バッテリー (下画像2枚目の青枠部分) を前後に移動させマウスの重心を調整することができます。
ためしにバッテリーを一番前にした場合と後ろにした場合で比べてみたところ、重心の違いを体感することができました。個人的にM4よりM42の方が違いが分かりやすかったです。
分解方法
底面にある3箇所のネジを外すことでトップシェルの取り外しができます。有線M42はネジ止めがなくワンタッチで取り外しできたので、面倒になったのがちょっと残念。。
その他
ソフトウェア
専用のソフトウェアはありません。設定変更はマウスのボタン/スイッチで行います。
ライティング
ライティングパターンは6パターンでマウス内部とホイールが光ります。有線M42ではマウス内部のXtrfyロゴが光りましたが、ワイヤレスM4はXtrfyロゴの周りの箱のような部分が光ります。また、マウス前部とサイドのLEDが無くなっています。
↓部屋の明かりを点灯した状態と消灯した状態のライティングです。
CPI設定
CPIは400/800/1200/1600/3200/4000/7200/19000に設定可能。それ以外の値には設定できません。
PGDN設定
ボタン1クリックで1ページ分スクロール可能。
カスタムシェル
海外のXtrfy公式サイトでは別売りのカスタムシェルが9色(Black,White含む)ラインナップされており、ファッション感覚でマウスを楽しむことができます。国内発売してほしいところですが、これまでのM4などのカスタムシェルが発売されていないので望みは薄そうです。
まとめ
GOODポイント
- メインボタンのクリック感が有線M42に比べ柔らかくなっている
- サイドボタンの大きさ・配置が良く押しやすい
- シェルが交換できる(デフォルトの形状が手に合わなくても、付属シェルが手に合う可能性アリ)
- マウスの重心移動ができる
- 専用ソフトウェア不要
- カスタムシェルがラインナップされている
BADポイント
- シェル表面が滑りやすい(個人的にグリップテープ必須)
- サイド全面に穴があり指が引っ掛かる(ただし滑りにくくなるので一概に悪いとはいえない)
- 薬指小指が窮屈で指の置き方によってシェルとボタンの間に指が挟まりやすい
- シェルがワンタッチで交換できなくなった
- CPIを決まった数値にしか設定できない
留意点
- マウスのおしりの高さに対しメインボタンが低位置なので、人によってクリックしにくいと感じるかも
所感
欠点はこれまでのM42やM4の欠点と大体同じです。改良されていないのは少し残念でしたが、それでもクリック感が有線M42よりもだいぶマシになったのでその点は評価したいです。
あと、物価高なのでしょうがないですが価格がちょっと高いなぁーと感じました。次は無線MZ1が発売されるようですが購入するか迷い中。。
リンク
Xtrfy海外公式ページ
開封&レビュー動画