今回は2022年5月20日に発売された『 Razer Viper V2 Pro 』のホワイトバージョンを購入したので、製品の外観や使用感を中心に気になった点などを書き綴っていきます。
Razer Viper Ultimateとの比較記事も投稿していますので、気になる方は下記の記事をご覧ください。
↓Youtubeで本製品の開封&レビュー動画をアップしていますので是非ご覧ください
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INDEX
スペック
重量 Weight |
White 59g ※1 Black 58g |
センサー Sensor |
Razer Focus Pro 30K Optical (PixArt PAW3950 Custom) |
サイズ Size |
126.7mm×57.6mm×37.8mm L:長さ×W:横幅×H:高さ |
スイッチ Switch |
Razer™ Optical Mouse Switch Gen-3 |
解像度/感度 DPI |
Default 400/800/1600/3200/6400 Software 100~30000 |
ポーリングレート Polling Rate |
125/500/1000Hz |
トラッキング速度 IPS |
750 | 加速度 Acceleration |
70g |
リフトオフディスタンス LOD ※2 |
Low/低 0.8mm Medium/ミディアム 1.2mm~1.3mm High/高 1.9mm~2.0mm |
オンボードメモリプロファイル On-Board Memory Profiles |
1 |
プログラム可能ボタン Programmable Buttons |
5 | スイッチ寿命 Switch Lifecycle |
9000万回 |
バッテリー持続時間 Battery Life |
最大80時間 (1000Hzで連続使用) |
マウスフィート Mouse Feet |
100% PTFE |
ケーブル Cable |
Razer™ Speedflex Cable USB Type-C | 接続方法 Connection |
無線(2.4GHz) 有線(USB) |
カラー Color |
Black/White | 本体価格 Price |
21,780円 |
※1 実測重量は59.4g
※2 実測値
開封/内容物
開封
外箱の大きさは普通程度、おなじみの黒と緑を基調としたデザインです。
内容物
- マウス本体
- 接続/充電用ケーブル(PC側:USB Type-A, マウス側:USB Type-C)
- USBドングルアダプター
- ワイヤレスUSBドングル
- グリップテープ
- ステッカー
- 製品情報ガイド
- 挨拶書き
シェル/形状
シェル
マウス表面は少しザラつきのあるマットな質感です。表面の感触が似たマウスとしては HyperX Pulsefire Haste/Fnatic Bolt/Steelseries Primeなどが挙げられます。
Viper Ultimateにあった側面のシリコンは廃止されており、指が少し滑りやすくなっています。
形状
左右対称かつ高さのない低背形状です。サイドは緩やかにくびれており、おしりはなだらかな曲面になっています。これまでのViperシリーズと形状はほとんど変わりません。
かぶせ持ち
低背で全体的に平たい形状なので手のひらに感じる圧迫感が少なくマウスに指を回しやすいため、握りの自由度が高いです。ただし、おしりが低く曲面がなだらかなため、G Pro X Superlight などのおしりが高めのマウスと比べると手のひらでマウスを固定しにくいです。
低背かつ側面に対しボタンがせり出し気味なので右サイドの指を置くスペースが少し狭めで、小指薬指に少し窮屈さを感じます。ティルトグリップは指が窮屈ですが、斜め持ちはフィット感良好で持ちやすいです。
つかみ持ち
かぶせ持ち同様、手のひらでマウスを固定しにくいですが圧迫感が少なく指配置の自由度が高いです。おしりが低く曲面がなだらかなため、手が小さめでも問題なく持てるのではないかと思います。
つまみ持ち
サイドのくびれが少ないためつまみやすく、横幅がしっかりあるのでしっかりグリップできますが、手の中での可動域は若干狭い印象です。メインボタンに指は届きますが人によってポジションが若干根元寄りになるので、クリックがわずかに重く感じるかもしれません。サイドボタンは同じようなサイズのマウスを比べるとわずかに後ろに配置されているので、指が届きやすく押しやすいです。
ボタン/ホイール
メインボタン
スイッチは第3世代Razerオプティカルマウススイッチを採用。応答時間0.2ms、耐クリック回数9000万回の超低レイテンシ高性能スイッチとのこと。
クリックの硬さは普通程度、ストロークは少し長めな印象です。明瞭なクリック感ですが歯切れはイマイチです。跳ね返りは少し弱め。普通に使用する分には気になりませんが Viper Ultimate に比べメインボタンのグラつきがわずかに大きいです。
サイドボタン
ボタンは小さめですが配置場所が絶妙なので押しにくさは感じません。Viper Ultimateではボタンは出っ張っていませんでしたが、グリップテープの貼り付けを考慮してかボタンが出っ張っています。
軽い押し心地でメインボタンに比較的近いクリック感です。
ホイール
回し心地は若干重めでノッチは少し強めです。ホイールを強めに前に回すとジョリジョリした回し心地になるので人によっては気になるかもしれません。ホイールクリックは硬くなく押しやすいです。
チルトスクロールには対応していません。私の個体だけかもしれませんが、ホイールを右側にカチッと傾けるとホイールが嵌って傾いたままになり、指で左側に押さないと元に戻りませんでした。
切替ボタン/センサー/ソール
切替ボタン
底面のPOWER/DPIボタンで2.4GhzオンオフとDPIの切替ができます。(2.4Ghzオンオフはボタン長押し)
センサー
センサーはRazer Focus Pro 30K Optical (PixArt PAW3950 カスタム)。最新かつ高精度のオプティカルセンサーとのこと。本センサーのインテリジェント機能により下記機能が実現強化されているそうです。
非対称カットオフ Asymmetric Cut-off |
Synapseで非対称カットオフを有効化することで、リフトオフディスタンスとランディングディスタンスをそれぞれ個別に設定可能 |
スマートトラッキング Smart Tracking |
マウスパッドの表面に対しセンサーが最適化を行い、一貫したリフトオフディスタンスが維持される |
モーションシンク Motion Sync |
センサーの信号をPCの情報取得タイミングと同期することで、マウス位置の最新情報を効率よく取得でき一貫したトラッキングが可能になる |
センサー位置はほぼ中央です。
使用中にマウスポインタの飛びは特にありませんでした。
(マウスパッドは Razer Pro Glide と Skypad Glass 2.0 を使用)
ソール
ソールは前部に2枚、後部に1枚、センサー周りに1枚の計4枚。
滑り出しが軽く滑りが良いです。止めやすさも申し分ありません。引っ掛かりは特に感じませんでした。また、ガラス製のマウスパッドと相性が良いです。G Pro X Superlight , Viper Ultimate と比べてみましたが、G Pro X Superlight より滑りが少し抑えられて止めやすく、Viper Ultimate より余計な抵抗がなくスムーズに滑ります。
ケーブル/グリップテープ
ケーブル
Viper Ultimateのケーブルと比べると少し太く柔らかくなっています。
グリップテープ
左右のメインボタン、両サイドの計4枚テープが付属しています。個人的には黒いテープだと見た目が微妙なのでホワイトバージョンには白いテープを付けて欲しいところ。
その他
充電ドック/USBドングル収納
充電ドッグには対応していません。USBドングル収納スペースも廃止されています。
ソフトウェア
ソフトウェアはRazer Synapse。ボタン割り当て/感度/ポーリングレート/マウスプロパティ/スマートトラッキング/ワイヤレスパワーセーブ/低電力モードの設定が可能です。
本製品は問題ありませんでしたが、たまーに別のRazer製品を繋げたときに起動/認識しないことが、、
ライティング
RGBライティングはありません。
LEDは充電状態を表示するステータスインジケータのみです。(Red,Orange,Yellow,Greenで充電状態を表示)
まとめ
GOODポイント
- ワイヤレスマウスとしては最軽量クラス、軽さを求める人には最適
- センサー・スイッチが最新で高性能
- 滑りが軽くスムーズ、ガラス製マウスパッドでも使いやすい
- リフトオフディスタンス/ランディングディスタンスの個別設定が可能
BADポイント
- 低背形状のためガッチリとしたホールド感が得にくく、持ち方によって指が少し窮屈
- ホイールを前に強めに回したときにジョリジョリする
- ホイールを右に倒すと嵌って指で逆方向に押さないと戻らない
- 価格が高い、ついに2万の大台を超えたかぁ、、
所感
ホイール部分に少し不安はあるものの、その他の点についてはほとんど死角がない優秀なゲーミングマウスだと思います。
ただ、どうしても気になってしまうのが2万円オーバーの価格です。充電ドック付きの Viper Ultimate の方が9000円ほど安いことを考えると、Viper V2 Pro じゃなく Viper Ultimate でもいいんじゃないかなぁとも思ったりします。
センサーやスイッチなど最高クラスのスペックを搭載していますが、はっきりと体感できるのは超軽量化されたマウス重量が主なので、購入を考えている方はそこに他のマウスとの差額を出せるのかということを考えると良いのではないかなぁと思います。(スペックを追い求める人は除く)
リンク
Razer 公式ページ
開封&レビュー動画