今回は『BenQ ZOWIE』ZAシリーズのSサイズ最新モデル『ZA13-C』について、前モデルと比較しつつ使用感などを書き綴っていきます。
↓Youtubeで本製品の開封&レビュー動画をアップしていますので是非ご覧ください
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スペック
重量 Weight |
公称 65g 実測 65.3g |
センサー Sensor |
PixArt PMW3360 |
サイズ Size |
L:121mm W:63mm H:40mm |
スイッチ Switch |
Huano製 |
解像度/感度 DPI |
400 / 800 / 1600 / 3200 | ポーリングレート Polling Rate |
125 / 500 / 1000Hz |
リフトオフディスタンス LOD ※2 |
Lower/低 1.2mm Medium/中 1.8mm Higher/高 2.0mm |
レスポンスタイム Response Time |
Fast Normal |
表面 Surface |
マット(Matte) | ホイール Wheel |
24-step |
ボタン Button |
5つ | ソール Glides |
PTFE |
ケーブル Cable |
パラコード(2m) | 接続方法 Connection |
有線(USB Type-A) |
カラー Color |
Black | 本体価格 Price |
8,800円 ※1 |
※1 Amazonの通常価格
※2 実測値
開封/内容物
開封
外箱はおなじみの黒い箱に赤い文字を使ったデザインです。
内容物
- マウス本体
- 交換用ソール
- ステッカー
- ユーザーガイド
- 保証情報
- 規制声明書
サイズ/モデル比較
サイズ比較
ZA11-C |
ZA12-C | ZA13-C | |
サイズ Size (LWH) |
Lサイズ 129×67×42 |
Mサイズ 125×65×41 |
Sサイズ 121×63×40 |
重量 Weight |
72g | 70g | 65g |
モデル比較
ZA13-C | ZA13-B | ZA13 | |
利き手 Dominant Hand |
右利き専用 | 右利き専用 | 両利き用 |
サイズ Size (LWH) |
121×63×40 | 121×63×40 | 120×62×38 |
重量 Weight |
65g | 75g | 80g |
センサー Sensor |
PixArt PMW3360 | PixArt PMW3360 | PixArt PMW3310 |
レスポンスタイム Response Time |
変更可 | - | - |
ボタン Button |
7つ | 7つ | 8つ |
ホイール Wheel |
24-step | 16-step | 16-step |
ケーブル Cable |
パラコード | ビニールコード | ビニールコード |
コードブッシュ (ケーブル根元被膜) Codebush |
長い / 斜め上向き | 短い / 斜め上向き | 短い / 水平 |
シェル/形状
シェル
マウス表面はマットコーティングが施されておりサラっとした感触です。これまでのZowieマウス(ブラック)と違いはありません。手が乾燥していると滑りやすく、湿っているときはそれほど滑らない印象です。
形状
左右対称形状でマウスのおしりが高くなっています。全長・横幅が小さいわりに高さがあります。
形状・サイズともに『ZA13-B』と全く同じです。
かぶせ持ち
マウスのお尻が高いためホールド感が強く手のひらにフィットしやすいです。その反面マウスと手のひらの間に隙間が生まれにくく、手のひら部分の自由度はありません。また、横幅が狭いためサイドに指を添わせると必要以上に手が丸まり、腕が疲れやすい感じがします。
マウスサイズのわりに薬指小指に窮屈さは感じません。ただ、人によってはマウス前方の隆起している部分に薬指が当たり少し窮屈さを感じるかも。
つかみ持ち
マウスのおしりが高いため手のひらを固定しやすくしっかりホールドできます。横幅が狭いので指配置の自由度があり窮屈さを感じません。
つまみ持ち
サイズ的につまみやすく違和感なく持つことができますが、おしりの高さを邪魔に感じるかも。『ZA13-B』よりも10gも軽くなっているので指先での操作性がかなり向上しています。
ボタン/ホイール/ケーブル/ソール
メインボタン
『ZA13-B』『ZA13』に比べクリックが柔らかくなっています。ストロークがわずかに長く、プリトラベルが短めポストトラベルが長めにとられている印象です。ボタンの先端から根元にかけてクリック感が均一で、左右のボタンで違いはありません。
サイドボタン
メインボタン同様、『ZA13-B』『ZA13』に比べクリックが柔らかくなっています。そのため人によっては誤爆しやすくなるかも。ただ押しやすくはなっています。
その他ボタン/スイッチ
センサー横にはレポートレート(ポーリングレート)変更ボタンとDPI変更ボタンが配置されています。
ホイール
『ZA13-B』『ZA13』に比べホイールスクロールは粘りが少なくなり軽くなっています。ノッチはわずかに弱くなっている印象です。ノッチ数が16から24に増えているためかカリカリ音が大きめです。
ホイールクリックはカチカチ感が少なくなりカタカタとした押し心地です。少し硬めですが『ZA13-B』『ZA13』と硬さは大きく変わりません。
センサー
センサー位置は中心付近です。使用中にマウスポインタの飛びは特にありませんでした。
(マウスパッドはZOWIE G-SR-SEを使用)
ソール
ソールは前後に1枚ずつ、センサー周りに1枚の計3枚。
『ZA13-B』『ZA13』よりも少し滑る感じがしましたが、たぶん重量が軽くなったことによるものでマウスソール自体の滑りはほとんど変わらない印象です。(マウスパッドはZOWIE G-SR-SEを使用)
ケーブル
ケーブルは軽く柔らかいパラコードになり操作性が向上しています。パラコードとしてはちょっと太めで柔軟性は普通程度です。
ZA13-Cはケーブル根元の被膜(コードブッシュ)が長く、ケーブルが斜め上向きに固定されています。ケーブルがデスクに接地しにくくなるためマウスを振った時の快適さが向上しています。
その他
ソフトウェア
専用のソフトウェアはありません。設定変更はマウスのボタン/スイッチで行います。
ライティング
無し
LOD(リフトオフディスタンス)設定
下記ボタンの組み合わせを同時に押しながらマウスを接続すると、リフトオフディスタンスの設定を変更することができます。
設定 | ボタン | リフトオフディスタンス (実測値) |
低 LOD - Lower | メインボタン(左) + サイドボタン(後ろ) |
1.2mm |
中 LOD - Medium | メインボタン(左) + サイドボタン(前) |
1.8mm |
高 LOD - Higher | メインボタン(左) + メインボタン(右) + サイドボタン(後ろ) |
2.0mm |
Response Time(クリック応答時間)設定
下記ボタンを押しながらマウスを接続すると、クリック応答時間の設定を変更することができます。
クリック応答時間 | ボタン |
高速 | サイドボタン(後ろ) |
標準 | サイドボタン(前) |
DPI設定
DPIは底面のボタンで400/800/1600/3200に設定可能。それ以外の値には設定できません。
まとめ
GOODポイント
- つかみ持ち・つまみ持ちに最適
- マウスのおしりが高く、手のひらにしっかりフィットしやすい
- メインボタン・サイドボタンが柔らかくなり押しやすい
- ホイールスクロールが軽くなり回しやすい
- 軽量化・パラコード化により操作性が向上
- ケーブルが接地しにくくなり操作時の快適さが向上
- リフトオフディスタンス/クリック応答時間が変更可能
- ドライバレス(専用ソフトウェア不要)
BADポイント
- シェル表面が滑りやすい
- 手のひらにしっかりフィットしやすい反面自由度に欠ける
- マウス前方の隆起している部分が邪魔。人によってかぶせ持ちで窮屈さを感じるかも
- サイドボタンが柔らかくなったことで若干誤爆しやすくなっている
- DPIを決まった数値にしか設定できない
所感
軽量化・パラコード化によりだいぶ使いやすくなっています。今までZAシリーズを使用してきた方はもちろんのこと、おしりが高いマウスを好む方は是非チェックしておきたいところ。
『EC2/EC3』のワイヤレス化の情報が少しずつ出始めているので、ZAシリーズも期待したいですね!
リンク
BenQ ZOWIE 公式ページ
開封&レビュー動画