今回はゲーム・デスクワーク兼用マウス『VAXEE XE』のホワイト・ブルー・オレンジをサンプルとしてお借りすることができたので、これまでのVAXEEマウスと比較しながら使用感などを書き綴っていきます。

↓Youtubeで本製品の開封&レビュー動画をアップしていますので是非ご覧ください

※本記事は提供を受けた商品のレビュー記事です。

スペック

重量
Weight
公称
  67.5g
実測(ケーブルなし)
  67.4~67.5g
実測(ケーブルあり)
  70.3g
センサー
Sensor
PixArt PMW3389
サイズ
Size
L:122mm
W:66mm
H:38mm
スイッチ
Switch
Huano 70g
解像度/感度
DPI
400 / 800 / 1600 / 3200 ポーリングレート
Polling Rate
125 / 500 / 1000Hz
リフトオフディスタンス
LOD ※2
Lower/低
  1.0mm
Medium/中
  1.5mm
Higher/高
  1.7mm
クリック反応速度
Click Response Speed
2 / 3 / 4 / 8ms
表面
Surface
マット(Matte) ホイール
Wheel
24-step
ボタン
Button
ボタン5つ
ファンクションキー1つ
底面ボタン3つ
ソール
Glides
PTFE(0.6mm)
ケーブル
Cable
着脱式パラコード(2m)
接続方法
Connection
有線(USB)
カラー
Color
Black
White
Pink
Yellow
Blue
Orange
本体価格
Price
9,490円  ※1

※1 配送料別
※2 実測値

開封/内容物

外箱

白い箱にロゴとシリーズ名だけのシンプルデザインです。

内容物

  1. マウス本体
  2. 着脱式ケーブル

スペック比較

XE NP-01 NP-01S OUTSET AX
サイズ
Size (LWH)
122×66×38 118×66×39 118×63×37
116×66×43
重量
Weight
67.5g 75g 71g 76g

XE NP-01 NP-01S OUTSET AX
形状
Shape
左右対称
フラットデザイン
左右非対称
フラットデザイン
左右非対称
フラットデザイン
左右非対称
チルトデザイン
センサー
Sensor
PixArt
PMW3389
PixArt
PMW3389
PixArt
PMW3389
PixArt
PMW3389
スイッチ
Switch
HUANO 70g HUANO 60g HUANO 60g HUANO 60g
ホイール
Wheel
メカニカル
マウスホイール
24-step
光学式
マウスホイール
24-step
光学式
マウスホイール
24-step
光学式
マウスホイール
24-step
ファンクション
キー
Function
あり なし なし なし
ソール
Sole
0.6mm 0.6mm 0.6mm 0.6mm
ドライバ
Device Driver
ドライバレス ドライバレス ドライバレス ドライバレス
ポーリング
レート
Polling Rate
125/500/1000Hz 125/500/1000Hz 125/500/1000Hz 125/500/1000Hz
クリック
反応速度
Click Response Speed
2/3/4/8ms 2/4/8ms 2/4/8ms 2/4/8ms
解像度/感度
DPI
400/800
1600/3200
400/800
1600/3200
400/800
1600/3200
400/800
1600/3200
ケーブル
Cable
着脱式パラコード
2m
パラコード
2m
パラコード
2m
パラコード
2m
カラー
Color
Black
White
Pink
Yellow
Blue
Orange
Black
White
Pink
Yellow
Black
White
Pink
Yellow
Black
White
Yellow

シェル/形状

カラー

カラーバリエーションはブラック/ホワイト/ピンク/イエロー/ブルー/オレンジの全6色。下の画像はホワイト/オレンジ/ブルーです。

オレンジ/ブルーは『VAXEE PA Summer22』に合わせた新作カラーということで、Summer22マウスパッドの色合いに非常にマッチします。

シェル

マウス表面はマットコーティングが施されておりスベスベとした質感です。これまでのVAXEEマウス(マット)と違いはありません。手が滑りにくくしっかりグリップできるので、個人的にはグリップテープは必要ないかなと感じました。

形状

左右対称形状でマウス中央付近が高くなっています。マウスのおしりの曲面はこれまでのVAXEEマウスに比べ緩やかになっています。全長に対し横幅が広めで、サイドのくびれは少なめです。

かぶせ持ち

手のひらに程よい圧迫感があり、手のひらに均一にフィットします。横幅が広めにとられているため手が丸まりにくくリラックスした状態で握ることができます。サイドの持ち心地は『HyperX Pulsefire Haste』や『Razer Viper』に似ていると感じました。また、右サイドのスペースは十分にあり薬指小指の窮屈さは感じません。

つかみ持ち

かぶせ持ち同様手のひらのフィット感は良好で手のひらにマウスを固定しやすいです。『NP-01S』ほどではありませんが『NP-01』や『OUTSET AX』より自由度があり指先での細かい操作しやすいです。

つまみ持ち

サイドのくびれが少ないので指配置の自由度が高いです。横幅があるので安定感はありますが、個人的にもう少し細身の方が持ちやすい気がする。。軽量というわけではないので軽量マウスに慣れていると指先に感じる重さが気になります。

ボタン/ホイール/ケーブル/ソール

メインボタン

クリック感は軽く柔らかくストロークは普通程度か少し長め、ボタンの跳ね返りは弱い印象です。ボタンの先端から根元にかけてクリック感が均一で、左右のボタンで違いはありません。

XEの構造上クリックが軽くなることからスイッチを60gから70gに変更したとのことですが、個人的に仕事・ゲームどちらにおいてももう少し硬く跳ね返りがある方が良かったなぁという印象です。

サイドボタン

サイドボタンは形・大きさ・配置ともに良く押しやすいです。硬さは普通で感触的にはカチカチとカタカタの間くらいの押し心地です。

その他ボタン/スイッチ

センサー下にはDPI・ポーリングレート・クリック反応速度変更ボタンが配置されています。

ホイール

ホイールスクロールはこれまでのVAXEEマウスより粘りが少なく軽い回し心地です。ノッチ感は弱くなっており音が静かになっています。

ホイールクリックの硬さは普通程度で特に押しにくさは感じません。ただ、これまでのVAXEEマウスに比べるとわずかに硬くなっている気がします。

センサー

センサー位置は中心付近です。使用中にマウスポインタの飛びは特にありませんでした。
(マウスパッドはVAXEE PA OUTSETを使用)

ソール

ソールは前後に大型サイズ1枚ずつ、センサー周りに1枚の計3枚。厚さはこれまでのVAXEEマウスと同じ0.6mm

滑り止めともに良好です。ソールにラウンドエッジ加工が施されているので引っ掛かりもありません。
(マウスパッドはVAXEE PA OUTSETを使用)

ケーブル

『OUTSET AX』や『NP-01S』のケーブルと太さは変わりませんが柔らかくなっている印象です。

ケーブルは着脱式で使用中の外れ防止のためにバックルが付いています。敏感な人はマウスを振った時にバックルの存在を手に感じてしまうかもしれません。仕事用途ではそれほど気にならないと思いますが、ゲーム用途では気になってしまう可能性があります。また、ケーブルの接地を軽減するためにコードブッシュが斜め上を向いています。

着脱式であることで断線したときなどにユーザ自身で簡単にケーブル交換できるメリットがあるとのことですが、バックル付きケーブルの別売りがないと意味がないような。。

ファンクションキー

ファンクションキーを押しながら前後のサイドボタンを同時に押すことでモード切替が可能です。

モード 機能 インジケータ
モード1 ページダウン
PgDn
上部点灯
モード2 スクリーンショット
Win+Shift+S
下部点灯
モード3 絵文字
Win+;
上下同時点灯

日本語配列入力だと絵文字機能が起動せず虫眼鏡機能が起動するので要注意(VAXEE公式Twitterで注意喚起あり)

ブルーのインジケータは消灯しているとほとんど見えないので、どちらが点灯しているかちょっとわかりにくいかもしれません。

その他

ソフトウェア

専用のソフトウェアはありません。設定変更はマウスのボタン/スイッチで行います。

ライティング

無し(LEDインジケータは光ります)

LOD(リフトオフディスタンス)設定

下記ボタンの組み合わせを同時に押しながらマウスを接続すると、リフトオフディスタンスの設定を変更することができます。

設定 ボタン リフトオフディスタンス
(実測値)
低 LOD - Lower メインボタン(左)

サイドボタン(後ろ)
1.0mm
中 LOD - Medium メインボタン(左)

サイドボタン(前)
1.5mm
高 LOD - Higher メインボタン(左)

メインボタン(右)

サイドボタン(後ろ)
1.7mm

DPI設定

底面のボタンで400/800/1600/3200に設定可能。それ以外の値には設定できません。

ポーリングレート設定

底面のボタンで125/500/1000Hzに設定可能。

クリック反応速度設定

底面のボタンで2/3/4/8に設定可能。これまでのVAXEEマウスのクリック反応速度は2/4/8msでしたが、XEでは3msが追加されています。(インジケータの2と4の同時点灯が3ms)

まとめ

GOODポイント

  •  かぶせ・つかみ持ちでのフィット感が良い
  •  ページダウン・スクリーンショットが簡単にできる
  •  ホイールスクロールが静か
  •  断線時にケーブルの交換が容易(替えのケーブルがある場合に限る)
  •  カラーバリエーションが多い
  •  ドライバレス(専用ソフトウェア不要)

BADポイント

  •  メインボタンのクリックが柔らかく、誤クリックしやすい
  •  マウスを振った時にバックルの存在を感じるかも
  •  バックル付きケーブルの別売りがない(記事投稿時点)
  •  ブルーのインジケータがどちらが点灯しているかわかりにくい
  •  DPIを決まった数値にしか設定できない
  •  入力設定が日本語配列入力の場合、絵文字機能が起動せず虫眼鏡機能が起動する

所感

ファンクションキーの3機能を多用する方向けのマウスで需要はある程度限られてきそう。私自身、仕事でスクリーンショット・絵文字機能はあまり使用しないのでこのマウスに大きなメリットは感じませんでした。(ページダウンはより軽量のワイヤレスゲーミングマウスでも設定できるし、、)

ただ、個人的に形状は好きなのでワイヤレス化もしくはこの形状でゲーム特化にして出して欲しいところです。

リンク

VAXEE 公式ページ

開封&レビュー動画

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