今回は5月に国内発売された『Xtrfy K5 Compact RGB Black』を購入したので、前モデルの『Xtrfy K4 TKL RGB Whtie』と比較しつつ製品の使用感などを書き綴っていきます。また、記事の最後の方では国内未発売のカスタムパーツを取り付けた外観なども紹介しております。

↓Youtubeで本製品の開封&簡易レビュー動画をアップしていますので是非ご覧ください

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スペック

サイズ
Size
65% キー配列
Layout
ANSI/US配列
本体重量
Weight
841g 寸法
Dimensions
325mm×110mm×37mm
W:横幅×D:奥行×H:高さ ※1
キースイッチ
Switch
Kailh Red Switch
※2
キーキャップ
Keycap
厚肉型 ABS樹脂
ホットスワップ
Hot-swap
対応 PCB ソケット
Socket
5pin/3pin
スタビライザー
Stabilizer
PCBマウント ※2 バックライト
Backlit
RGB
ロールオーバー
Rollover
N-Key or 6-Key Rollover
※3
アンチゴースト
Anti-ghosting
100%
ケーブル
Cable
2m 接続
Connection
USB Type-C
プラグアンドプレイ
カラー
Color
Black
Transparent White
本体価格
Price
20,576円

※1 高さの詳細は下記の通り(実測値)

チルトスタンドOFF/トップフレームまで 27.5mm
チルトスタンドOFF/キーキャップまで 37.0mm
チルトスタンドON/トップフレームまで 33.5mm
チルトスタンドON/キーキャップまで 42.5mm

※2 ルブ済み
※3 切り替え可能

開封/内容物

開封

外箱は黒と黄色を基調としたデザインで、いままで発売されてきたXtrfy製品とおおよそ同じです。

内容物

  1. キーボード本体
  2. 接続ケーブル(キーボード側:USB Type-C、PC側:USB Type-A)
  3. キースイッチ
  4. バッジ
  5. キースイッチ兼キーキャッププラー
  6. ステッカー
  7. 組立ガイド
  8. クイックスタートガイド
  9. RGBブーストガイド

外観

ケース

トップフレーム/ボトムフレームはどちらもプラスチックです。

底面にはチルトスタンドと滑り止めが付いており、ロゴが印字されています。表面加工がオシャレです。

チルトスタンドは1段階式です。少し開きにくい感じがします。

キーボード右側にはCaps Lock, Win Lock, MacroのLEDインジケータが配置されています。

バッジはマグネット式で簡単に取り外しができます。

キーボード背面向かって右側にはUSB Type-C Portが搭載されています。

キーキャップ

キーキャップの素材はABS樹脂が採用されています。キートップはツルツルした感触で、文字部分はLEDを透過し光ります。PBTと違ってABSキーキャップは使い込むとキートップがテカリ出すのでPBTじゃないのがちょっと残念。

キースイッチ

『Kailh Red Switch』が採用されています。

タイプ / Type Linear(リニア)
荷重 / Actuation Force 50±10gf
トータルトラベル / Total travel 3.8mm
プレトラベル / Pre-travel 2.1mm
ルブ / Lube Pre-lubed(ファクトリールブ済み)
ハウジング / Housing クリアハウジング
耐久性 / Mechanical Life 70million

スタビライザー

マウント方式はPCBマウント、スタビライザーはルブ済みです。潤滑剤の塗布が少し雑でプレートにはみ出していたため、キーキャップ交換時はキーキャップに潤滑剤が付かないよう注意が必要です。

PCB

ホットスワップに対応しているためキースイッチの交換が可能で、5pin/3pin両方に対応しています。

ケーブル

編み込みケーブルで長さは2m。USB端子はキーボード側がUSB Type-C、PC側がUSB Type-Aです。

K4 TKL との比較

主な違いまとめ

K5 Compact K4 TKL
サイズ 65% テンキーレス
キー配列 US配列ほか多数 UK配列のみ
寸法 325mm×110mm×37mm
W:横幅×D:奥行×H:高さ ※1
356mm×141mm×39mm
W:横幅×D:奥行×H:高さ ※1
重量 841g 1050g
ホットスワップ 対応 非対応
カスタマイズ 不可
USBポート位置 背面右側 背面中央
ルブ 全キールブ済み 一部キーのみルブ済み
キーキャップ
前面印字
あり なし

※1 高さはキーキャップまでの高さ

サイズ/キー配列/寸法/重量

K4はUK配列のみでしたが、K5はUS配列ほか多数の配列がラインナップされています。UK配列は左Shiftキーが短いため慣れていないと使いにくさを感じやすくそれがネックになっていましたが、US配列のK5では左Shiftキーが長いのでその心配がなくなりました。(水色で色付けした部分)

寸法/重量はK4よりも横幅が31mm、奥行が31mm、高さが2mm小さく、209gほど重くなっています。

キーボードの傾斜はだいたい同じくらいです。

ケーブル接続

K5はケーブル着脱式でUSBポートは背面向かって右側に搭載されています。K4のケーブルは背面中央から出ており取り外しはできません。

キースイッチ

スイッチはどちらもKailh Redスイッチです。K4では一部キーのみシリコングリスが注入されていましたが、K5では全キーファクトリールブされています。

キーキャップ

どちらもABSキーキャップです。どちらもツルツルした感触ですが、K5の方が若干ツルツル感が強いような気がします。また、中段のキーキャップはK4よりも少し低背になっています。

K5はキーキャップの前面に印字があり、この部分もLEDを透過します。K4には前面印字はありません。

打鍵感/打鍵音

打鍵感

スイッチがルブされているため擦れ感の少ない滑らかな打鍵感です。ただ、K4 TKLのグリス注入キーと比べると滑らかさに欠けます。少し面倒ですが自分でルブし直せばより良い打鍵感が得られそうです。

底打ちは普通程度か少し柔らかめ、キーのグラつきは普通程度ですがスタビライザー無しの長めのキー(TAB, CapsLock, 右Shift)については他のキーボードに比べグラつきが少し大きい印象です。

打鍵音

高くもなく低くもなく中音域の落ち着いた打鍵音です。プラスチックケースにしては音がうるさくありません。底打ち時に金属の反響音がわずかにしますが、普通に使用する分には全く気になりません。

Xtrfy K5 Compact RGB Black - Kailh Red Switch ルブ済み(Pre-lubed)

その他

フレーム

フレームはネジ止めされていないので手で簡単に外すことができます。

下の画像はフレームなしの状態です。フレームなしでも見た目が良いのでこの状態で使ってみてもいいかもしれません。掃除の際はフレームを外すと掃除しやすくなります。

ライティング

LEDはウェーブエフェクト7パターン、タイピングエフェクト6パターン、単色ライティングが設定可能です。キーごとの単色設定も可能です。

USB3.0ポートに接続しキーボードの設定をUSB3モードにすることで、RGBをブーストしライティングの輝度を最大に設定することができます。(初期設定はUSB2モード)

ソフトウェア

専用ソフトウェアはありません。設定はすべてキーボード上のキーでおこないます。

カスタムパーツ

カスタムパーツは下記の3点を購入

  1. Frame - Purple
  2. Frame - Transparent
  3. Add-on Keycaps - Purple

カスタム外観

Frame - Black / Add-on Keycaps - Purple

Frame - Purple / Add-on Keycaps - Purple

Frame - Transparent / Add-on Keycaps - Purple

Frame - なし / Add-on Keycaps - Purple

まとめ

GOODポイント

  •  フレームが取り外し可能でカスタムできる
  •  ホットスワップ対応でキースイッチ交換ができる
  •  5pin/3pinのキースイッチに対応
  •  キースイッチがルブ済みで滑らかな打鍵感
  •  ライティングが鮮やかでパターンが豊富
  •  前モデルK4はUK配列のみだったが今回はUS配列もラインナップされている

BADポイント

  •  スタビライザー無しの長めのキー(TAB, CapsLock, 右Shift)のグラつきが少し大きい
  •  スタビライザーのルブが雑で潤滑剤がはみ出している
  •  ABSキーキャップなので使い込むとキートップがテカリ出す可能性あり
  •  カスタムパーツが国内発売していない

所感

K4はUK配列のみでしたが、K5はUS配列がラインナップされているのでより幅広い層に受け入れられそうです。ゲーミング用途として最適なキーボードだと思います。キースイッチ交換やフレームあり/なしで使い方を楽しめる点も嬉しいです。

カスタムパーツの豊富さが一つの大きな魅力ですが、肝心のパーツが国内発売されていないのは少し残念。。Xtrfy海外サイトで購入可能ですが、パーツ自体少し高めなので送料を考えると中々手を出しずらいのが悩みどころです。

リンク

Xtrfy公式ページ

開封&簡易レビュー動画

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