今回は昨年11月に発売された東プレ『Realforce R3』の3か月使用後レビューを行います。発売直後にYoutubeに動画をアップしていましたがブログではまだ記事化していなかったため、いまさらですが気になった点などを書き綴っていきたいと思います。

↓Youtubeで本製品の開封&簡易レビュー動画をアップしていますので是非ご覧ください

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スペック

サイズ
Size
フルサイズ
テンキーレス
キー配列
Layout
日本語配列(JIS)
本体重量
Weight
約1.3kg 寸法
Dimensions
379mm×163mm×30mm
W:横幅×D:奥行×H:高さ
作動点変更
APC
搭載 キー荷重
Force
30g
45g
変荷重(30gと45gが混在)
スイッチ
Switch
東プレスイッチ
(静電容量無接点方式)
スイッチ音
Sound
標準
静音
キーキャップ
Keycaps
PBT キー印刷
Keycap Print
昇華印刷
レーザー印刷
キーストローク
Keystroke
4.0mm ロールオーバー
Rollover
フルNキーロールオーバー
バックライト
Backlit
なし 接続
Connection
ハイブリッド
(Bluetooth 5.0 & 有線)
有線
カラー
Color
ブラック
スーパーホワイト
本体価格
Price
フルサイズ
⇒34,980円
テンキーレス
⇒34,540円

↓私が今回購入した機種はコチラ

サイズ
Size
テンキーレス キー配列
Layout
日本語配列(JIS)
型番
Model
R3HC21 カラー
Color
スーパーホワイト
作動点変更
APC
搭載 キー荷重
Force
45g
スイッチ音
Sound
静音 キー印刷
Keycap Print
昇華印刷
接続
Connection
ハイブリッド
(Bluetooth 5.0 & 有線)
- -

開封/内容物

外箱

黒基調のシンプルデザインで、箱の大きさはテンキーレスにもかかわらずかなりデカいです。

内容物

  1. キーボード本体
  2. 接続ケーブル(キーボード側:USB Type-C、PC側:USB Type-A)
  3. 単3形アルカリ乾電池×2
  4. 取扱説明書

外観

ボディ

素材はプラスチック、色はほんのわずかに黄色味がかったホワイトです。

左上にはRealforceロゴ、右上にはLEDインジケータと電源スイッチが配置されています。

底面にはチルトスタンド・電池ボックス・滑り止めが付いています。

チルトスタンドは1段階式で2段階の高さ調整が可能です。

背面にはUSB Type-C Portが搭載されています。

キーキャップ

素材はPBT、キー印刷は昇華印刷、印字はかなあり。

※昇華印刷 ⇒ PBTに特殊なインクを高温・高圧で深く浸透させて印刷する方法。レーザー印刷に比べてキートップの印字が消えない特徴がある。

凹凸が少ないサラッとした感触をしており、目を凝らして見るとボディがわずかに黄色味がかっているのに対し、キーキャップは真っ白なのがわかります。

R2との比較/使用感

外観・大きさ・重量

R3はR2の直線的で堅牢なデザインから初代Realforceのような丸みを帯びたマイルドなデザインに変更されています。

また、キーボード上部にLEDインジケータ・電源ボタンが配置されたことで奥行がだいぶ大きくなっています。

R2よりも横幅が10mm、奥行が21mm大きく、重量は約0.2kg増しています。

 R3 : 379mm×163mm×30mm 約1.3kg
 R2 : 369mm×142mm×30mm 約1.1kg

スペースキーの長さはR2と初代Realforceの中間くらいです。
R2 > R3 > 初代Realforce(いずれも日本語配列の場合)

ケーブル

R3ではケーブルが着脱式になっており取り回ししやすくなっています。

ケーブルのコネクタ部分はL字になっています。

打鍵感

通常のR2と大きな違いは感じられませんでした。ただし、Realforce RGB TKLとは大きく異なります。

※通常のR2とゲーミング用のR2であるRealforce RGB TKLは打鍵感・打鍵音ともに別物

ソフトなタクタイル感かつストローク途中からの荷重の抜けが絶妙で、タイピングしていてとても気持ちが良いです。また、ボディがプラスチックなのでアルミニウムボディ/プレートのメカニカルキーボードに比べ底打ちは柔らかいです。

キーのグラつきはあまり感じません。(キーを押した状態でグリグリ上下左右に動かすとわずかにグラつきますが、普通に打鍵している分にはグラつきは感じません)

打鍵音

打鍵音も通常のR2とは変わらない印象です。ただし、Realforce RGB TKL(ゲーミング用のR2)とは大きく異なります。

↓打鍵音聴き比べ

1. Realforce R3

2. Realforce RGB TKL

3か月使用してみて

【打鍵感】
使用開始時は打鍵時のガサついたような感触が少し気になりましたが、3か月使用してみてガサつきが若干軽減しそれほど気にならなくなりました。

【Bluetooth接続】
使用開始時には不安定さを感じることはありませんでしたが、スリープ復帰時やペアリングスロット切替直後にキーの入力遅延を感じることが何回かありました。現在メインPCはBluetooth接続せず有線で接続・給電し、サブPCをBluetooth接続するスタイルで使用しています。(どちらもBluetooth接続だと少し遅延のストレスを感じる)

【ゲーム】
スペースキーが短いのでゲームしづらい印象は使用開始時から変わらず。

【掃除】
ゴミが溜まりやすく、CherryMXスイッチなどのキーボードに比べキーキャップが少し外しづらいので掃除が大変。

機能

バスパワー駆動

USB接続でバスパワーが供給されていれば乾電池なしでも有線/Bluetooth接続ともに使用可能です。乾電池なしの状態で、PCに有線接続して給電しながら他の機器にBluetooth接続できたり、モバイルバッテリーをUSB接続し電池代わりにできたりします。

APC(アクチュエーションポイントチェンジャー)

アクチュエーションポイント(作動点)を変更することができます。

0.8mm 1.5mm 2.2mm 3.0mmに変更可能。(参考:CherryMXの赤軸は2.0mm、銀軸は1.2mm)

ペアリングスロット

使用する機器のBluetoothのペアリング情報を4台まで、ペアリングスロット1 ~ 4に登録することができます。

登録することで使用する機器を簡単に変更することができるのでかなり便利!

ソフトウェア

専用ソフトウェアでは主にヒートマップ・バッテリーの確認・ペアリングスロット設定・APC設定・キーマップ入替ができます。ソフトウェアは有線接続時のみ使用可能です。

ヒートマップ・バッテリー確認・ペアリングスロット設定画面

APC設定画面

キーマップ入替画面

まとめ

GOODポイント

  •  打鍵感・打鍵音とものR2と変わらず、ソフトなタクタイル感が最高
  •  USBバスパワーでBluetooth接続できる
  •  Bluetooth接続先の切替が簡単
  •  USB接続ケーブルが着脱できるので取り回ししやすい
  •  ソフトウェアの操作がわかりやすい
  •  アクチュエーションポイント(作動点)が変更できる

BADポイント

  •  R2の直線的なカッチリしたデザインが好きだったので少し残念
     (初代Realforceのデザインが好きな人にとってはGOOD)
  •  サイズが大きく、重くなったため持ち運びに向かない
  •  ソフトウェアが有線接続時しか使えない
  •  キースペーサーとキープラーが別売り
  •  キーキャップが少し外しづらいため掃除しにくい

その他

  •  スペースキーが短いため人によってはゲームに向かないかも
  •  ブラックの30g & 昇華印刷や英語配列がラインナップに欲しかった
  •  発売開始時は店頭展示がなく試すことができなかったが、現在は一部店舗で触れるよう

所感

型番的に英語配列の発売予定はないかも、という話がありますが是非出してほしいですね~

いい値段だけど長く使うから!と言い聞かせて購入したので、しばらくはコレとKeychron Q2とCyberboard R3を使い回していく予定です。

リンク

東プレ公式ページ

開封&簡易レビュー動画

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