今年1月に発売された65%キーボード『Keychron Q2』のNavy Blueを購入したので、75%キーボード『Keychron Q1』と比較しつつ製品の使用感などを書き綴っていきます。
↓Youtubeで本製品の開封&レビュー動画をアップしていますので是非ご覧ください
INDEX
スペック
サイズ Size |
65% | キー配列 Layout |
ANSI/US配列 |
本体重量 Weight |
1645g±10g | 寸法 Dimensions |
327.5mm×121mm×45.6mm W:横幅×D:奥行×H:高さ ※1 |
足の高さ Feet Height |
2.7mm | 角度 Angle |
6.5° |
キースイッチ Switch |
Gateron G Pro Switch | キーキャップ Keycap |
Double-shot PBT OSA Profile (OEM height, SA shape) |
ホットスワップ Hot-swap |
対応 | キーマップ Keymap |
VIA & QMK対応 |
バックライト Backlit |
RGB | 接続 Connection |
USB Type-C |
カラー Color |
Carbon Black Silver Grey Navy Blue |
本体価格 Price |
Fully Assembled ⇒169.00ドル Barebone ⇒149.00ドル |
※1 高さの詳細は下記の通り
フロント(前部)/キーキャップ含まない | 20mm |
フロント(前部)/キーキャップ含む | 33.6mm |
バック(後部)/キーキャップ含まない | 33.8mm |
バック(後部)/キーキャップ含む | 45.6mm |
開封/内容物
開封
外箱のデザインは他のモデルのパッケージ同様、黒とシルバー基調のデザインです。
内容物
- キーボード本体
- 接続ケーブル(キーボード側:USB Type-C、PC側:USB Type-A)
- USB Type-A ⇒ USB Type-C変換アダプタ
- キーキャップ
- キースイッチプラー
- キーキャッププラー
- ガスケット・ネジ・滑り止め(足)・シール
- 六角レンチ
- プラスドライバー
- クイックスタートガイド
- 説明書
- 注意書き
外観
ケース
ケースの素材はアルミニウム、色は鮮やかなブルーですが光の当たり具合によっては水色っぽく見えます。
チルトスタンドやロゴの印字等はありません。
背面にはWindows/Mac切替スイッチとUSB Type-C Portが搭載されています。
キーキャップ
PBTダブルショット(素材:PBT、加工:2色形成)で、OEMプロファイルの高さとSAプロファイルの形状を合わせたOSAプロファイルが採用されています。
配色はブルー ・ネイビーブルー・水色の3色で、表面は凹凸が少ないスベスベとした質感です。
ノブ
音量調整/ミュートの設定ができます。QMK/VIAでキーマップ変更すれば他の機能の割り当てが可能。
ノッチが強めで少し回しにくさを感じます。
Keychron Q1との比較
大きさ・重量
サイズはQ1よりも奥行が24mm小さく、高さが1.4mm高く、重量は約45g重くなっています。
Q2 : 327.5mm×121mm×45.6mm 1645 g ± 10g
Q1 : 327.5mm×145mm×44.2mm 1600 g ± 10g
※高さがあるので人によってはパームレストがあった方が良いかもしれません。
キーキャップ
Q2とQ1ではキーキャップの素材とプロファイルが下記のとおり違っています。
Keychron Q2 | Keychron Q1 | |
素材 | PBT | ABS |
プロファイル | OSA Profile (OEM height, SA shape) |
OEM Profile |
加工 | Double-shot |
Double-shot |
キーキャップの形状がSAプロファイルでキートップの四方に丸みがあるため、OEMプロファイルやCherryプロファイルなどに慣れていると若干押しにくさを感じるかもしれません。
ケーブル
Q1ではアビエイターコネクター付きのコイルケーブルでしたが、Q2では普通のケーブルが付属します。一見すると残念なポイントのように見えますが、Q1のコイルケーブルの品質があまり良くないので、むしろ普通のケーブルになって良かったかなと思います。(コイルケーブルで質が良ければなお良しですが)
Q2の方がケーブルがわずかに細くなっています。
打鍵感
スイッチはファクトリールブされているので擦れ感のない滑らかな打ち心地です。
底打ちはQ1に比べ柔らかい印象です。Q1では基板の沈み込みはほとんどありませんでしたが、Q2は少し沈み込むので柔らかく感じるのはそのせいかもしれません。
キーのグラつきは大きめでQ1と同程度です。
打鍵音
Q1より低く落ち着いた打鍵音です。Q1は金属の反響音が大きめでしたが、Q2では反響音がかなり抑えられています。
↓打鍵音聴き比べ
1. Keychron Q2 - ファクトリールブ済み(Factory-Lubed)
2. Keychron Q1 - ファクトリールブ済み(Factory-Lubed)
↓金属反響音確認 - Enterキー押下
1. Keychron Q2 - ファクトリールブ済み(Factory-Lubed)
2. Keychron Q1 - ファクトリールブ済み(Factory-Lubed)
分解
分解方法
1. トップケースとボトムケースを固定しているネジを外し、トップケースとボトムケースを分離してボトムケースからケースフォームを取り出します。
2. トップケースのUSBコネクタ基板とPCBを繋ぐコネクタを外して分離します。
トップケースにはボトムケースとの間で発生する金属音の共鳴を抑えるためのシリコンガスケットが付いています。
3. プレート/スタビライザーを固定しているネジを外します。
4. PCB/PCBフォーム/プレート/キースイッチ/スタビライザーを分解します。
キースイッチは1.の前に外した方が良かったかも、、反省
以上で分解完了です。
キー構成/設定
キー構成
下記の5つのレイヤーで構成されています。
- Macレイヤー
- Windowsレイヤー
- Mac Multimediaレイヤー
- Windows Multimediaレイヤー
- Functionレイヤー
Macレイヤー
Windowsレイヤー
Mac Multimediaレイヤー
Windows Multimediaレイヤー
Functionレイヤー
ライティング設定
ライティングパターンはOFF含め14パターン
ソフトウェア
専用ソフトウェアはありません。VIAまたはQMK(ブラウザ)でキーマップの変更が可能です。
VIA画面
まとめ
GOODポイント
- 打鍵時の金属の反響音がほとんどしない
- ファクトリールブされているため打鍵感が滑らか
- ホットスワップ対応でキースイッチ交換が簡単にできる
- スタビライザーがPCBスクリューインタイプで質が良い
- VIA/QMKでキーマップの変更ができる
- Q1に比べUSB接続ケーブルの質が向上している
BADポイント
- キーのグラつきが大きめ
- ノブのノッチが強めで少し回しにくい
- アビエイターコネクター付きコイルケーブルでなくなった
留意点
- 高さがあるためパームレストがあった方がいいかも
- 慣れないうちはSAプロファイルシェイプのキーキャップに打ちにくさを感じる可能性あり
所感
打鍵音が大幅に向上しているため、サイズを気にしないのであれば個人的にはQ1よりQ2の方がおススメです。最近Q1に新しいカラーバリエーション(シェルホワイトとミントグリーン)が追加されたので、現時点でQ2に気に入ったカラーが無い場合は、少し待ってみるのもアリかもしれません。
リンク
Keychron公式ページ
開封&レビュー動画