今回は『Angry Miao Cyberboard R3 Cloud White』を紹介します。去年11月に届いて少し触ったあとそのまま放置していたので今更感がありますが、せっかく高価なキーボード買ったので簡単に製品の使用感などを書いていこうと思います。
↓Youtubeで本製品の開封動画をアップしていますので是非ご覧ください
INDEX
スペック
サイズ Size |
75% | キー配列 Layout |
ANSI/US配列 |
本体重量 Weight |
2.9(±0.1)kg | 寸法 Dimensions |
342mm×182mm×45mm W:横幅×D:奥行×H:高さ |
キースイッチ Switch |
TTC Gold Red V3 | キーキャップ Keycap |
Angry Miao 021C |
マウント方式 Mount |
ガスケットマウント | ロールオーバー Rollover |
N-Key Rollover |
ホットスワップ Hot-swap |
対応 | キーマップ Keymap |
変更可能 ※1 |
バックライト Backlit |
インスイッチランプ:81個 | パネルライト Panel LED |
LEDランプ:200個 |
充電 Charging |
Qi ワイヤレス充電対応 | 接続 Connection |
USB Type-C Bluetooth 5.0 |
カラー Color |
Cloud White Budapest Pink Aquatic Green Basalt Black |
本体価格 Price |
780.00ドル ※2 |
※1 diy.angrymiao.comでマッピング可能
※2 公式サイトで購入したCloud Whiteの完成品(キーキャップ・キースイッチ込み)の価格、送料税金込みで10万円超
開封/内容物
開封
キーボードは専用のアタッシュケースに入っています。Cyberboardといえばこのアタッシュケースが大きな特徴の一つであり、キーボードと合わせて所有欲を掻き立ててくれます。
内容物
- キーボード本体
- ユーザーマニュアル
- トルクスドライバー
- ネジ
- ステッカー
- カード
- 予備のキーキャップ(アタッシュケース外の同梱物)
外観
ケース
ケースの素材はアルミニウム、色は少し黄色味がかった暖色系のホワイトで暖かみを感じる見た目をしています。塗装法には彩度を細かく調節できる「電気泳動塗装」という手法を採用しているようです。
チルトスタンドやロゴの印字等はありません。
底面にはQiワイヤレス充電のコイルが搭載されています。
背面にはUSB Type-C PortとBluetooth受信アンテナが搭載されています。
キーキャップ
素材は公式サイトに記載はありませんでしたが触った感じはおそらくPBT、配色はオレンジ ・アイボリーホワイト・エレファントグレーの3色で、表面は凹凸が少ないサラッとした質感です。
キースイッチ
キースイッチはTTC Gold Red V3 / Linear / 43±5gf、薄くルブされています。
スタビライザー
スタビライザーはPCBマウントタイプ、1つだけかなり薄くルブされいましたが他はルブされていませんでした、、
打鍵感
キースイッチがファクトリールブされているため滑らかな打ち心地です。
底打ちが若干ビタっとしており全体的にモッタリした打ち心地なので、歯切れのよい軽快な打鍵感を求める人には合わないかもしれません。打鍵時の基板の沈み込みはほとんどありません。
キーのグラつきは普通程度。キースイッチ自体のグラつきであり、PCB/プレートとキースイッチ間のグラつきはほとんどありませんでした。
打鍵音
音の線が太く、角のない低い打鍵音です。キーボードの下段から上段になるにつれ若干ですが音が高くなりクリスプ感が増します。ファクトリールブとルブし直した音を比べてみましたが違いはあまり感じませんでした。金属の反響音は全くしません。
↓打鍵音聴き比べ
1. Angry Miao Cyberboard R3 - ファクトリールブ済み(Factory-Lubed)
2. Angry Miao Cyberboard R3 - Krytox GPL 205 Grade 0 ルブし直し(Re-Lubed)
分解
1. トップケースとボトムケースを固定しているネジを外し、ケースを分離してケースフォームを取り出します。
2. PCBフラットケーブルを取り外し、ケースから基板を取り出します。
3. プレート/スタビライザーを固定しているネジを外し、PCB/PCBフォーム/プレート/スタビライザーを分離します。
以上で分解完了!
分解後、キースイッチのルブ・スタビライザー交換・キーキャップ交換を行いました。
キースイッチ Switches |
TTC Gold Red V3 |
キーキャップ Keycaps |
Drop MT3 Black-on-White |
スタビライザー Stabilizers |
Everglide V2 Screw |
スイッチはそのままで「Krytox GPL 205 Grade 0」を塗布
デフォルトのスタビライザー(PCBマウントタイプ)を外し、Everglide V2 Screw(スクリューマウントタイプ)に交換
キーキャップはDrop MT3 Black-on-Whiteを装着
LEDパネル/ライティング
LEDパネル
DIYサイトとAngry MiaoローダでLEDパネルに表示するアニメーションの設定/登録が可能です。
キーボードには、固定で登録されているアニメーションの他に3パターンのアニメーション登録が可能で、登録したアニメーションはFNキー + F12で簡単に表示を切り替えることができます。
↓アニメーションを一部抜粋
ライティング
バックライトのライティングパターンはOFF含め9パターン
ソフトウェア
ソフトウェアはAngry Miaoローダ(Angry Miao公式DIYサイトでダウンロード可能)
LEDパネルのライティング設定・キーマッピング設定をDIYサイトで行い、そこで作成/ダウンロードしたJSONファイルをAngry Miaoローダでキーボードに登録します。
まとめ
GOODポイント
- 打鍵時の金属の反響音がない
- ファクトリールブされているため打鍵感が滑らか
- ホットスワップ対応でキースイッチ交換が簡単にできる
- キーマップ変更が可能
- LEDパネルのアニメーションをカスタマイズできる
- Qiワイヤレス充電対応
- DIYサイトのユーザビリティが良い
- アタッシュケースがカッコいい
BADポイント
- 価格が高い
- 入手性が悪い
- スタビライザーにルブされていないものがある(スタビライザー自体の質は良い)
- Angry Miaoローダ(キーマップソフト)の動作が不安定
留意点
- 説明書にキー機能とLEDのカスタマイズはWindowsで可能と記載あり、Macでは不明(Mac機を持っていないので確認できず)
所感
非常に高価なキーボードですが、一応買って後悔しないくらいの満足度はあったかなぁと思います。ただ、2か月くらいもやし生活をする羽目になり実生活へのダメージがハンパなかったです汗
去年の夏頃にCyberboard R2のクラウドファンディングに参加 ⇒ 製品の品質不足によりキャンセル、という流れがあり今回のCyberboard R3に飛びついたワケですが、本当はR2の方が欲しいので発売されたらR2も買ってしまうかもしれません。ただそのときはまたもやし生活が待っている、、、
リンク
Angry Miao 公式ページ
DIY Angry Miao 公式ページ
開封動画