今回は2024年3月21日に発売されたZOWIEの新形状ワイヤレスゲーミングマウス『 BenQ ZOWIE U2 』について、スペックや使用感などを中心に気になったことを書き綴っていきます。

※BenQ Japan様より本製品をご提供いただき記事を作成しています。

※本記事は提供を受けた商品のレビュー記事です。また、本サイトではアフィリエイト広告を掲載しており、ページ内で紹介した商品を申し込むと収益が発生し一部が当サイトに支払われる場合があります。

↓Youtubeで本製品の開封&レビュー動画をアップしていますので是非ご覧ください

スペック

重量
Weight
公称
 60g
実測
 61.3g
センサー
Sensor
PixArt PAW3395
サイズ
Size
L:124mm
W:58mm
H:38mm
スイッチ
Switch
Huano製
解像度/感度
DPI
Default   
 400 / 800 / 1000 / 1200 / 1600 / 3200
レポートレート
Report Rate
125 / 500 / 1000Hz
リフトオフディスタンス
LOD ※1
Low/低
  1.2mm
Medium/中
  1.5mm
High/高
  2.0mm
ホイール
Wheel
24ステップ
ボタン
Button
7つ(底面ボタン2つ) ケーブル
Cable
約2m
バッテリー持続時間
Battery Life
70時間 接続方法
Connection
無線(2.4GHz)
有線(USB)
カラー
Color
Black 本体価格
Price
19,800円 ※2

※1 実測値
※2 記事作成時のBenQ Japan公式ページの販売価格

開封/内容物

外箱

デザインはこれまでとほとんど変わりません。蓋身式の丈夫な箱で『EC-CW』の箱と同じ大きさです。

内容物

  1. マウス本体
  2. エンハンストワイヤレスレシーバー
  3. USBワイヤレスレシーバー
  4. USBアダプタ
  5. 取替用ソール
  6. マウス用パラコードケーブル(USB Type-A to USB Type-C)
  7. アダプタ用延長ケーブル(USB Type-A to USB Type-C)
  8. ユーザーガイド
  9. 簡易ガイド
  10. 保証情報
  11. 規制声明書

シェル/形状

シェル

マウス表面はこれまでのZOWIEマウス(ブラック)と同じく、マットコーティングが施されておりサラっとした感触で、乾燥していると手が滑りやすく適度に湿っているときはあまり滑らない印象です。手が脂っぽいと指紋汚れが付いて目立ちます。

形状

右手専用の左右対称形状。ZOWIEマウスの中だとSシリーズに比較的似た形状です。

ZAシリーズ/Sシリーズと比べるとサイドのくびれ/くぼみが大きめで、実際に握ってみると見た目よりも細身な印象を受けます。マウスの先端に高さがあり、ZAシリーズ/Sシリーズに比べマウスのおしりの部分が長めです。

かぶせ持ち

くびれ/くぼみが大きくマウスの先端が高めなので、指の付け根付近に余裕ができ余計な圧迫感がありません。ただ、そのぶん指のフィット感やホールド感が損なわれている印象です。

ZAシリーズ/Sシリーズが手のひらから指にかけてまんべんなくフィットするのに対し、『U2』は手のひらにフィットし指の根元にはフィットしづらい印象です。

マウスの先端に高さがあるので指を置くスペースがしっかり確保されており、平均的な手のサイズ(18cm)でも薬指・小指に窮屈さは感じません。

つかみ持ち

かぶせ持ち同様、手のひらにフィットし余計な圧迫感がありません。

マウスを真っすぐ持った場合でも少し斜めに持った場合でも、サイドのくぼみに指を置きやすくしっかりホールドすることができます。ただ、手が大きい場合はくぼみによりマウスが細身に感じられ、ホールド感に欠ける印象を受けるかもしれません。

つまみ持ち

指先にくびれ/くぼみがフィットししっかりマウスをホールドできます。ZAシリーズ/Sシリーズよりも重量が軽いので繊細な操作がしやすい印象です。ただ、マウスのおしりが少し長めで重心が後ろに寄っているのでマウスを振った時に重量のバランスの悪さを感じます。

ボタン/ホイール/センサー/ソール/ケーブル

メインボタン

軽いクリック感でクリックの硬さは若干硬め、ストロークと跳ね返りは普通、EC-CWシリーズよりもZAシリーズに近いクリック感です。ボタンの先端から根元にかけてクリック感が均一で、ボタンにカタつきはなく、左右のボタンでクリック感に違いはありません。

サイドボタン

前後のボタンとも重くて硬めのカタカタしたクリック感です。しっかりした押し心地ですが、クリックの歯切れがイマイチでクリックが少しモタつく感じがしました。

その他ボタン/スイッチ

センサーの両サイドにはレポートレート変更ボタンとDPI変更ボタン、センサー右斜め下には接続モード切替スイッチが配置されています。

ホイール

ホイールノッチ数は24ステップ(24段階のスクロールホイール)。ホイールのノッチは弱めで音は少し大きめで、これまでのZOWIEマウスよりも軽い回し心地です。

ホイールクリックの硬さは普通、カタカタとした押し心地で押しやすいです。これまでのZOWIEマウスのクリック感と大きな違いはありません。

センサー

『PixArt PAW3395』センサーを搭載。センサーは中心より少し前に位置しています。使用中にマウスポインタの飛びは特にありませんでした。
(マウスパッドは ZOWIE G-SR-SE Rouge を使用)

ソール

ソールは前後1枚ずつ、センサー周り1枚の計3枚。『EC-CW』では前方に小さいソール2枚でしたが沈み込みを抑えるために大きいソール1枚に変更されています

滑り止めともに良好で引っ掛かりは特に感じません。
(マウスパッドは ZOWIE G-SR-SE Rouge を使用)

ケーブル

軽く柔らかいパラコードケーブルを搭載しています。パラコードケーブルとしては少し太めですが軽く柔軟性があります。これまでのZOWIEマウスのパラコードケーブルと太さ・柔軟性はほとんど同じです。

また、本製品にはラバーケーブル(アダプタ用延長ケーブル)が新たに同梱されています。(EC-CWシリーズには付属していない)

その他

無線接続

無線接続はエンハンストワイヤレスレシーバーまたはUSBワイヤレスレシーバーを使用して接続します。(有線接続はマウスに直接ケーブルを直接挿して接続)

どちらのレシーバーでも無線接続に遅延は感じませんでした。

充電

充電はエンハンストワイヤレスレシーバーのドックにマウスをセットする方法と、マウスをケーブルに接続する方法の2パターン。

エンハンストワイヤレスレシーバーには充電ドックが搭載されており、充電スタンドとしての役割も果たしてくれます。マウスをドックに置くだけで充電できるのでとても便利です。

マウスの充電状態はホイール手前で光る充電インジケータで確認できます。

ソフトウェア

プラグ&プレイ(ドライバーインストール不要)でマウスを使用することができます。専用ソフトウェアはありません。

LOD(リフトオフディスタンス)設定

マウスをオフにした状態で下記のボタンを押しながらマウスの電源ON/再接続を行うことで、リフトオフディスタンスを調整することができます。

設定 ボタン リフトオフディスタンス
(実測値)
低LOD - Low メインボタン(左)

サイドボタン(後ろ)
1.2mm
中LOD - Medium メインボタン(左)

サイドボタン(前)
1.5mm
高LOD - High メインボタン(左)

メインボタン(右)

サイドボタン(後ろ)
2.0mm

Response Time(クリック応答時間)設定

マウスをオフにした状態で下記のボタンを押しながらマウスの電源ON/再接続を行うことで、レスポンスタイムを調整することができます。

クリック応答時間 ボタン
高速 サイドボタン(後ろ)
標準 サイドボタン(前)

DPI設定

底面のボタンで 400/800/1000/1200/1600/3200 に調整可能。

EC-CWシリーズでは4段階までしか設定できませんでしたが、Uシリーズでは6段階設定可能になりました。

レポートレート設定

底面のボタンで 125 / 500 / 1000Hz に調整可能。

ライティング

充電/DPI/レポートレートのインジケータが光ります。マウスを演出するようなライティングはありません。

まとめ

GOODポイント

  •  細身の左右対称形状でつかみ持ちに最適
  •  ZOWIEマウスの中で最軽量クラス
  •  リフトオフディスタンスが調整可能
  •  DPI設定が4段階から6段階に増えた
  •  ラバーケーブル(アダプタ用延長ケーブル)が新たに同梱
  •  エンハンストワイヤレスレシーバーの充電ドックが便利

BADポイント

  •  かぶせ持ちでの指のフィット感とホールド感がイマイチ
  •  サイドボタンのクリックの歯切れがイマイチでモタつく感じがする
  •  サイズバリエーションがMサイズのみ
  •  値段が高め

所感

つかみ持ちに最適で手が小さめの人でも使いやすいマウスだと思います。かぶせ持ち/つまみ持ちに関しては個人的にZAシリーズ・Sシリーズの方が持ちやすいと感じました。

軽量化・最新センサーの採用・DPI設定の増加など性能面での向上がしっかり行われているので気になっている方は大いに試してみる価値アリだと思います。

リンク

BenQ Japan 公式ページ

開封&レビュー動画

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